福祉の現場で働く人たち・実録編(5)

このシリーズでは過去に取り上げた職種の中から一つの職種をピックアップし、実際にどのように働いているかを実録形式でご紹介していきます。

 

※過去記事

福祉の現場で働く人たち
(1)(2)(3)
実録編(1)実録編(2)実録編(3)実録編(4)

5回目の今回はちょっと趣向を変えて、福祉の現場とも密接な関係がある医療現場の様子をちょっとのぞいてみましょう。

 

登場人物のプロフィール

理学療法士のイメージ画像。水を持ったペンギンのイラスト。

 

現在の勤務先:病院

職種:理学療法士(PT)

経歴:現在勤務している病院と、同じ法人の各種施設を行ったり来たりしながらまもなく15年目です。社会人経験を経てから資格を取ったので、見た目はそれなりにベテランです(笑)

 

現在の勤務体系

基本的には8:00~17:00

お休みは毎週日曜日と隔週の土曜日です。

 

1日の流れ

8:00~8:15 出勤

8:30 カンファレンス

9:00~12:00 午前の勤務

主な勤務場所は、「リハビリルーム」と呼ばれる運動器具やマット、マシンなどが置かれた広い部屋か、リハビリルームに来られない患者さんの病室です。

1日当たりだいたい3~5名の患者さんのリハビリを行います。

患者さんの状態やリハビリの内容にもよりますが、お一人につきだいたい40~60分くらいです。

 

同じ部屋にいる似たような名称の職種で「作業療法士(OT)」がいますが、

OTは文字を書く、ご飯を食べる、家事を行うなど、主に日常生活に必要な機能の回復を目指す訓練を行うのに対し、

PTは事故や病気で失われた、あるいは低下した身体機能そのものの回復のための訓練を行います。

例えばこれから車いすで生活することになった患者さんの場合、車いすの基本操作や、下半身が不自由な状態でどのように体を動かすかなどをレクチャーする(筋トレも含みます)のはPTの管轄、

車いすに乗った状態で、仕事や家事などの身の回りのことをできるようにするための訓練はOTの管轄になりますかね。

 

ちなみにPTは「Physical Therapist」、OTは「Occupational Therapist」の略です。

これに言語聴覚士(ST/Speech-Language-Hearing Therapist)を加えたスタッフが、病院でなんとなく「リハビリの先生」と呼ばれている職種の皆さんです。

12:00~13:00 昼休憩

13:00~ 午後の勤務

14:00 外勤

基本は院内勤務なので外勤はめったにありませんが、必要に応じて退院直前の患者さんのご自宅に赴いて、

退院後にご自宅に入ることになる訪問医療・介護のスタッフや、福祉用具の業者さん(※)と退院後の生活について話し合いをします。

退院後に通院でリハビリを受けることになった場合は外来患者さんを担当するスタッフに仕事を引き継ぐので、私が直接関われるのは患者さんが入院している間だけです。

なので、できる限りのことをお伝えしようと心がけています。

(※参考記事 福祉用具選びのプロ! 「福祉用具専門相談員」について

15:30 帰社、引き続き午後の勤務

16:30~ カンファレンス、事務作業

17:30 帰宅

 

以上が1日の仕事の流れです。

冒頭に「社会人経験を経てから資格を取った」と書きましたが、資格取得前は医療系とは全く関係のない職種に就いていました。

理学療法士を志したのは、身内の入院中に親身になってリハビリメニューを考えてくれたり、使いやすい道具の提案をしてくれたりしたスタッフの皆さんの姿を見て、

「こういうふうに人の役に立てる仕事もあるんだ」と思ったのがきっかけです。

資格取得者の中にはスポーツトレーナーとして働いている方もおり、「学生時代、部活やクラブチームにトレーナーさんがいてこの仕事を知った」というスタッフも多くいます。

医師や看護師ほど名前の知られた職種ではありませんが、意外と身近にいるんですよ。

 

 

お時間のある方はこちらもどうぞ↓
過去のお知らせ記事一覧(1)
過去のお知らせ記事一覧(2)

 

 

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あなたのリアルな声を、ぜひお聞かせください。

「車いすでとあるお店に行くと、車いすという理由だけで入店拒否された…」「やっと見つけたユニバーサル対応トイレ、しかし先客が…しばらく待つとカップルが元気に出てきた…」

などといった切なく悲しい声。

「気になるお店が、しかし段差が…と思っているとスタッフさんが快くお手伝いしてくれた!」「最近車いすの友人が出来たんだけど、関わっていく内に勝手に抱いていたネガティブなイメージ吹っ飛んだ!普通に超楽しい!」

などといった元気の出るような嬉しい声。

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