福祉の現場で働く人たち・実録編（１）

以前、「福祉の現場で働く人たち」というシリーズで、福祉の現場ではどういった職種の方たちが働いているかをご紹介しました。

過去記事はこちらから→　（１）・（２）・（３）

このシリーズでは過去に取り上げた職種の中から一つの職種をピックアップし、実際にどのように働いているかを実録形式でご紹介していきます。

今回は「特養老人ホームで働く介護福祉士」です。

登場人物のプロフィール

現在の勤務先：特養老人ホーム

職種：介護福祉士（正社員）

経歴：訪問介護員、介護福祉士合わせて10年。施設勤務は３カ所目

現在の勤務体系

日勤　9:00～18:00（ご飯休憩１時間）

夜勤　17:00～翌9:30（ご飯休憩30分＋仮眠２時間）

※そのほかに早番、遅番のシフトで入っているスタッフや、朝だけのパートさんがいるが、こちらのシフトに入ることはない

１日の仕事の流れ

日勤時

9:00　出勤

9:30～　入浴介助、排泄介助、外出介助、リハビリの補助など

少し早めに出勤し、夜勤スタッフから申し送り（仕事の引き継ぎ・伝言）を受けたあと、上記に挙げた仕事の他、朝食の片付け、入浴介助がない入居者さんの着替え、部屋の掃除、健康チェックなどをします。

同じ敷地内にあるクリニックと連携しており、日勤の時間帯は医療スタッフが施設に常駐しています。健康チェックの結果、医療的措置が必要になった場合はその都度対応しています。

入浴介助や外出介助の際、ベッドの空いた利用者さんの寝具交換や洗濯などをこのタイミングで行います。

11:30～　昼食準備、食事介助

12:30～14:00　休憩時間（１時間）

手の空いたスタッフから順番に休憩を取るようにし、フロアに誰もいない状態を回避しています。

14:00～17:00　入浴介助、排泄介助、外出介助、リハビリの補助、おやつの準備、レクリエーション実施など

入居者さんの人数が多いので、入浴介助等は昼食をはさんで午前と午後に分けて行います。
月に何度か歌の会や健康体操などのレクリエーションを実施しており、企画を立てるときはだいたい残業です（苦笑）

17:30　夜勤スタッフへ申し送り、介護記録作成など

18:00　退勤

夜勤時

17:00　出勤、夕食準備

日勤スタッフからの申し送りのあと夕食の準備をします。

18:00　食事介助

19:00～20:00　休憩時間（30分）

遅番のスタッフが20時までいるので、夜勤スタッフはこの時間にご飯をかっ込みます。

20:30～21:30　就寝準備

深夜　見守り、体位交換などを随時

入居者さんが就寝したあとは、見守り作業が主となります。
夜勤はスタッフ２人体制なので、なんとなく落ち着いてきた頃合いを見計らって交互に仮眠を取ります。
体位交換が必要な入居者さんには時間を決めて対応しています。
夜間はクリニックに医療スタッフが待機しており、医療的措置が必要になった場合は連絡して随時対応します。

翌6:00～7:00　起床、整容、朝食準備

8:00　食事介助

この日入浴介助がない入居者さんの洗顔やおむつ交換などを朝食前に行います。
７時から早番のスタッフが来るので少し楽です。

8:40～　日勤スタッフへ申し送り、介護記録作成など

9:30　退勤

以上が大体の仕事の流れです。
施設での勤務はここが３カ所目ですが、同じくらいの施設規模であれば、勤務内容と勤務時間はどこもあまり大差ありません。
施設によっては準夜勤があるかな、くらいの違いです。

お時間のある方はこちらもどうぞ↓
過去のお知らせ記事一覧（１）
過去のお知らせ記事一覧（２）

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