バレンタインデーの意外と知られていない話

もうすぐバレンタインデーですね。

店頭にはたくさんの関連商品が並び、にぎわいを見せています。

今回は、チョコレート「だけじゃない」バレンタインデーの小ネタをいくつかご紹介します。

世界のバレンタインデー

日本では女性から男性へチョコレートなどを贈るのが一般的ですが、世界各国ではどのようにバレンタインデーを過ごしているのでしょうか？

ヨーロッパの多くの国々ではバレンタインデーは「恋人たちの日」という位置づけで、お菓子の他、花束やジュエリーなどを贈ったり、ディナーを楽しんだりします。

プレゼントは男性から女性へ贈る国が多いようです。

スペインではバレンタインデーとは別に「サン・ジョルディの日」（４月23日）が「愛の日」と呼ばれており、大切な人と本を贈り合う習慣があるそうです。

アメリカでは老若男女の区別なくプレゼントやカードを贈り合うことが多いのだとか（平和……！）

韓国は日本とよく似ており、女性から男性にチョコレートやお菓子を贈る習慣があります。

中国や台湾では年に２回バレンタインデーがあり、２月14日よりも旧暦七夕の「七夕情人節（チャイニーズバレンタインデー）」の方がイベントも多く盛り上がるそうです。

男性から女性にバラの花を贈る習慣があり、その本数によって意味が変わるんだそうですよ。

チョコレートを贈るのは日本だけ？

バレンタインデーにプレゼントをする習慣は世界各地にありますが、チョコレートがここまで取り上げられるのは日本と韓国だけのようです。

1932年に、神戸市に本社を置くモロゾフがバレンタインデーにチョコレートを贈ることを提唱したのが始まりとされています。

戦時中は一度途絶えましたが、戦後になって国内の菓子メーカーやデパートが協力してキャンペーンを盛り上げた結果、

日本では「バレンタインデーにはチョコレートを贈る」という習慣が根付いたそうです。

それとセットのようにして根付いたのが３月14日のホワイトデー。

日本が発祥のホワイトデーは欧米にはなく、台湾、韓国など東アジア周辺でのみ見られる習慣です。

バレンタインデーをモチーフにした映画

バレンタインデーやチョコレートをモチーフにした映画をいくつかご紹介します。

DVDや配信で見られるので、チョコレートのおともにいかがですか？

『ショコラ』（2000年、アメリカ　※日本公開は2001年）

古いしきたりに縛られた村に現れた、不思議なチョコレートを売るショコラティエの母娘。

二人の存在はやがて村に少しずつ変化をもたらし……。

『チャーリーとチョコレート工場』（2005年、アメリカ）

不思議なチョコレート工場に招待された５人の子どもたち。工場で巻き起こる奇妙な出来事と「賞品」の行方は……？

ジョニー・デップのコスチュームと怪演が印象に残っている方も多いのではないでしょうか（笑）

実はジョニー・デップは先述の『ショコラ』にも出演しています。振り幅すごいな。

『バレンタインデー』（2010年、アメリカ）

ロサンゼルスに住む10組の男女の、それぞれのバレンタインデーを描いたロマンチック・コメディー。

『１秒先の彼女』（2020年、台湾　※日本公開は2021年）

「消えてしまった」バレンタインデーを取り戻すべく奔走する女性の物語。

前述したチャイニーズバレンタインデーがモチーフのため、物語の舞台は夏です。

日本でのリメイク版制作も予定されているそうですよ。

それでは、すてきなバレンタインデーをお過ごしくださいね。

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