地下鉄内で地震が起きてしまった時の対処法

皆さま、こんにちは。スポットウォーキングさっぽろです。

最近、全国各地で地震が頻繁に起きています。

地震はいつ来るかわかりません。

そこで今日は地下鉄内で地震が起きた場合の話をしたいと思います。

 

 

突然ですが、ここでひとつ質問です。

 

①両手でつり革を握り踏ん張る？

②片手でつり革を握り、片手で頭を守る？

③しゃがみ込み頭を守る？

正解は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

①の『両手でつり革を握り踏ん張る』です。

生存率は

   ①が７０％

   ②が５０％

   ③が３０％ となります。

 

【解説】

 

①両手でつり革を握り踏ん張るを選んだ方

①は、地震で激しい揺れが起こると、揺れの衝撃により、人が宙を飛んで、ぶつかってくる可能性があります。

ですので、その場に踏みとどまるのは困難かもしれないですが、つり革を両手で全力で握り、

さらに両足でしっかり踏ん張って揺れに飛ばされないことが大切です。

 

②片手でつり革を握り、片手で頭を守るを選んだ方

 

②は、頭を守ることで身を守れるように思えますが、片手ではつり革を持つ力が弱まってしまいます。

その結果、体ごと飛ばされる可能性が高くなります。

また、頭部の保護も片手では十分に行うことができないため、生存率が低下します。

 

③しゃがみ込み頭を守るを選んだ方

 

③は、最もやってはいけない危険な行動です。

混んでいる列車内でしゃがみ込むと、周りの人の下敷きになる可能性があります。

その結果、圧死や骨折、内臓破裂などの重傷を負おう可能性が高いためです。

 

 

では、続きましてもうひとつ質問です。

 

①すぐに線路に飛び降り、次の駅まで線路上を歩く。

②車掌の指示があるまでその場で待つ。

③前方または後方の車両に移動する。

正解は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

③の『前方または後方の車両に移動する 』です。

生存率は

    ①が１０％

    ②が５０％

    ③が７０％となります。

 

【解説】

 

①すぐに線路に飛び降り、次の駅まで線路上を歩くを選んだ方

 

①は最も危険です。

このような状況に遭遇したらドアを開けて脱出することを考える方もいらっしゃると思いますが、この行動は大変危険です。

地下鉄では線路に動力源の高圧線が敷設されているので、いきなり飛び降りると高圧線に触れて感電死する可能性があります。

それは非常時の車掌に定められた行動手順にあります。

非常時に車掌は、まず、指令センターと連絡をします。

そのため乗客への指示は、ワンテンポ遅れます。

発災時は一瞬が生死を分けますので、自分の身を守る行動としてあらかじめ非常口に近い先頭車両または最後尾車両へ移動することが最も生存確率を高める行動となります。

ただし、混雑の中を無理に移動すると将棋倒しを招きかねず、かえって危険度が高くなりますので、

混んでいたらその場にとどまるべきです。

地震の揺れではなく、人混みの下敷きになって圧死するようでは元も子もありませんので注意しましょう。

 

災害はいつ、どこで起こるかわかりません。

万一、遭遇した際はあせらず冷静に行動できるよう、今回のお話を少しでも覚えておいていただけたら幸いです。

 

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