SDGsその3：すべての人に健康と福祉を

SDGsの各項目についての紹介、今回は3つめにあたる「すべての人に健康と福祉を」です。
この項目では、「2030年までに健康的な生活や福祉を提供する」という目標が掲げられています。

内容としては、妊産婦の死亡率からエイズや結核、薬物やアルコール、交通事故など、かなり幅広い範囲が対象になっています。
大気汚染もこの項目に含まれているので、発展途上国だけでなく工業主体な先進国でも他人事には出来ない内容です。

妊産婦の死亡数について、2017年のデータではおよそ30万人の女性が命を落としており、
新生児の死亡数も2020年にはおよそ240万人と、無視できない状況が続いています。

一方で交通事故について、毎年約130万人がそれにより死亡しているとされています。
5歳から29歳という若年層においては、最大の死亡原因となっており、予防や回避の対応をする事が求められています。

その他、貧困や衛生環境の悪化、栄養不良など、健康に関する知識や情報が不足しているが為に、
本来は防ぐことができた健康問題や事故による問題など、様々な点から健康的な、安全な世界を切り開く事が求められているのがこの項目です。
経済的な発展がある国でもそうでない国でも、あるいは貧困かそうでないかに関わらず、それぞれの環境で発生する健康問題、福祉に関する課題は様々です。
それらを一つでも多く解決し、健康問題、事故の問題などを低減する事を求めています。

こうした問題を2030年までに改善・解決する為に、国や企業、自治体だけでなく、私達一人ひとりが気をつけたり、問題提起をすることで、
その目標を達成できれば、それはそのまま私達にメリットとして返ってくる項目です。
普段の生活や活動を改めて見直してみるのも、良いかもしれません。