あなたの気力を奪ってしまう病気：統合失調症

決して珍しくない病気「統合失調症」

精神的な病気や生きづらさには様々な種類があります。
単に「うつ病」と言われるものの他にも、精神的な不調の原因が脳の病気に起因している事も。
そんな「脳の病気」の一つである、「統合失調症」という言葉は、聞いたことがあるかもしれません。

統合失調症は脳の病気、と言われるようになりましたが、「脳のどこか一部分」という単純なものでは無いようです。
一方で適切な治療を受けることで回復可能な病気である為、不安を感じたら早期に専門医に診てもらう事が重要です。
およそ100人に1人がかかる、と言われるくらいには、決して珍しい病気では無いのです。

症状としては「幻覚・幻聴」、「妄想」、「考えが混乱する」といったものが多く、意欲だけでなく喜怒哀楽といった感情も無くなってしまう事があります。
対人関係にも影響が出て、結果として引きこもってしまうこともしばしば。

こうした症状に対して、一般的な治療としては抗精神薬や睡眠薬、抗不安薬などが処方され、その他にも運動療法、社会生活に対するリハビリなども治療の一環として行われます。ご自身の不安を取り除き、社会生活に馴染む事が、この病気から回復する為に重要なステップとなるのです。

精神的な病気というのは、今回の統合失調症に限らず「甘えているのではないか」と思われがち。しかしながら、「甘えているから病気になる」のではなく、「病気になった結果、甘えていると思われる」という順番の違いがあり、本人だけでなく、周りの人の理解を得ることも、また重要な事なのです。

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