バリアフリーとユニバーサルデザイン
バリアフリーとユニバーサルデザインの主な違いとは?
最近では「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」を良く耳にしますよね。
意味は似ているらしいけど、どのような違いがあるのかはあまり知らない方が多数だと思います。
では、実際どのような違いがあるのか詳細を説明したいと思います。
バリアフリーとは
お年よりや障がいのある方といった特定の人
「バリアフリー」は、お年寄りや障がいのある方といった特定の人を対象として、快適に生活できるように、後からバリアをなくすことです。
例えば、公共施設で見かける車椅子専用のトイレに、「車いす使用者以外は利用をご遠慮願います」という貼り紙があったとします。
このトイレは、車いすの人が使えるようにバリアを除去してあるという意味で「バリアフリー」と言えるでしょう。
他にも、階段しかない出入口の横にスロープを設置したり、戸も開き戸しかついていなければ、別に自動ドアを設置する
このような場合もバリアフリーです。
ユニバーサルデザイン(UD)とは
UDは、国籍や性別、年齢、そして障がい
障がいの有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方の事を
「ユニバーサルデザイン」と言います。
例えば、自動ドア、ゆるやかなスロープ等、特別な道具や動作をすることなく、子どもからお年寄り、車イスに乗っている人や両手に荷物を抱えた人など
多くの人が利用することができるデザインになっているものが、ユニバーサルデザインの代表的な例と言えます。
他にも、出入口には、はじめから階段や段差をつくらずに平らにする場合です。
(この場合、戸はすべて自動ドアのように誰でも開け閉めしやすいものにする必要があります。)
まとめ
バリアフリーも、ユニバーサルデザインもより良い環境を整えたり、
障がいがあっても、バリアをなくす考え方など似ている所も多々ありました。
しかし、こうして見てみると、「バリアフリー」は、後からバリアを除去する事。
「ユニバーサルデザイン」は、はじめから、すべての人ができるだけ使いやすいものを広める事といった違いがあるように思えます。
東京で行われる2020年パラリンピックは、
バリアフリーになっているのかユニバーサルデザインになっているのか今から待ち遠しいですね(^^)/
この機会にあなたもバリアフリー、ユニバーサルデザインに触れてみませんか?
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